AMDの新世代APU、Ryzen AI 7 PRO 360がGeekbenchに登場し、その詳細が明らかになりました。このAPUは、AMDの新たなモバイルプラットフォーム「Strix Point」を採用し、8コア16スレッドの強力なCPU性能と、Radeon 880M iGPUによる高性能なグラフィックス性能を両立させています。
Ryzen AI 7 PRO 360の主な特徴
- 8コア16スレッドCPU: Zen 5コアとZen 5Cコアを組み合わせたハイブリッドコア構成により、高い処理能力を実現。
- Radeon 880M iGPU: RDNA 3.5アーキテクチャを採用し、12CUを搭載。ゲーミングやクリエイティブ作業にも対応できるグラフィックス性能を提供。
- Strix Pointプラットフォーム: 新世代のモバイルプラットフォームで、低消費電力と高性能を両立。
Strix PointとKrackan Pointの違い
Strix Pointは、ゲーミングノートPCなど高性能なモバイルデバイス向けに設計されたプラットフォームです。一方、Krackan Pointは、Strix Pointのバリエーションであり、主流セグメントをターゲットとした、より低消費電力で手頃な価格のモバイルCPUシリーズです。Ryzen AI 7 PRO 360は、Krackan Pointに属し、エントリーティアの構成となっています。
性能は?
Geekbenchのベンチマーク結果によると、Ryzen AI 7 PRO 360は、同社の他のAPUと比較して高いシングルコアおよびマルチコア性能を示しています。また、Radeon 880M iGPUは、前世代のiGPUと比較して大幅な性能向上を実現しており、ゲーミングやクリエイティブ作業にも十分な性能を発揮することが期待されます。
今後の展望
AMDは、10月10日にRyzen AI 300 PROチップを発表する予定です。また、Strix Haloは来年のCESで発表される見込みです。Ryzen AI 7 PRO 360は、これらの新製品の登場により、さらに注目を集めることになるでしょう。
まとめ
AMD Ryzen AI 7 PRO 360は、8コアCPUとRadeon 880M iGPUを搭載した高性能なAPUです。Strix Pointプラットフォームを採用し、ゲーミングノートPCやクリエイティブ作業に最適なデバイスに搭載されることが期待されます。今後のAMDのモバイルプロセッサーの動向から目が離せません。