STALKER 2は発売当初、100万本を超える売上を記録し、大きな成功を収めました。しかし、高性能なPCでも最高画質でのプレイは難しいという課題を抱えています。今回、最も強力なゲーム用プロセッサであるAMD Ryzen 7 9800X3Dでさえ限界に達する中、Appleの最新チップM4 Maxを搭載したMacBook ProでSTALKER 2をプレイしてみたところ、思わぬ結果となりました。
M4 Max、900pで30~40FPSと苦戦
YouTuberのDenis Gladkikh氏が、CrossOverアプリを使ってM4 MaxでSTALKER 2をプレイする様子を公開しました。M4 Maxは、ゲームをネイティブにサポートしていないため、エミュレーションが必要となり、パフォーマンスが低下するのは避けられません。しかし、ポータブルなMacBook Proでこの大作をプレイできるのは驚きです。
動画によると、M4 Maxは900p解像度で中設定にすると、フレームレートは30~40FPS程度。3,199ドルという高価なMacBook Proとしては、期待外れの結果と言えるでしょう。アップスケーリング技術が使われていないことも確認されており、M4 Maxの性能の限界が露呈しました。
なぜM4 Maxは苦戦するのか?
STALKER 2は、Unreal Engine 5を採用しており、非常に高いグラフィック品質を実現しています。M4 Maxは、モバイルデバイス向けに設計されたチップであり、ゲーム専用の高性能GPUと比較すると、どうしても性能が劣ってしまうのです。
今後のアップデートに期待
STALKER 2の開発元であるGSC Game Worldは、今後パッチをリリースし、バグの修正やパフォーマンスの改善を行う予定です。これらのアップデートによって、M4 Maxでのプレイ体験が改善される可能性もあります。
まとめ
STALKER 2は、非常に高いグラフィック品質と奥深いゲームシステムを備えた素晴らしい作品ですが、M4 Maxのような高性能なモバイルチップでも、快適にプレイするのは難しいということがわかりました。ゲームを最高画質でプレイしたい場合は、高性能なゲーミングPCを用意する必要があるでしょう。
ソース:https://wccftech.com/m4-max-struggles-to-run-stalker-2-low-average-fps-at-medium-settings/