Appleは10月にiPad mini 7とエントリーレベルのiPadを同時に発表すると噂されていましたが、実際にはiPad mini 7のみが発表されました。Appleは製品ライン全体でApple Intelligence機能の提供を進めており、iPad mini 7は現在、iOS 18の全機能をサポートする最も安価なデバイスとなっています。来年2025年春にはエントリーレベルのiPadのアップデートが予想されていますが、このデバイスにApple Intelligence機能が搭載されるかどうかは不透明です。
2025年春に登場するエントリーレベルのiPad、Apple Intelligenceは見送りか?
Apple IntelligenceはiOS 18の非常に魅力的な機能ですが、いくつかのハードウェア要件が存在します。A17 Proチップと8GBのRAMの組み合わせは、Appleの新しいAI機能を活用するためのiPhoneおよびiPadモデルの基準と考えられています。しかし、Appleはわずかに調整されたA17 Proチップと8GBのRAMを搭載したiPad mini 7を発売したため、エントリーレベルのiPadは微妙な立場に置かれています。
Apple Intelligence搭載の有無がもたらす影響
例えば、AppleがエントリーレベルのiPadにApple Intelligenceを導入する場合、iPad mini 7と同じ仕様(A17 Proチップと8GBのRAM)を搭載することになるでしょう。もしそうであれば、iPad mini 7は発売当初からエントリーレベルのiPadよりもわずかに上位の機種という位置づけだったため、存在意義が薄れてしまいます。
逆に、AppleがA16シリーズのチップを搭載したより安価なiPadにApple Intelligenceを導入することを選択した場合、iPhone 15とiPhone 14 ProモデルにAI機能が搭載されていないのはなぜかという疑問が生じます。
iPadOS 18.3搭載で春に発売?カスタム5Gモデムは非対応か
これらの疑問は未解決のままですが、実績のある情報源によると、iPadOS 18.3を搭載したエントリーレベルのiPadが春に発売されるとのことです。
MacRumorsによると、情報源はAppleが1月下旬か2月上旬にiOS 18.3とiPadOS 18.3をリリースすると主張しています。このタイムラインは、M3 iPad AirとiPhone SE 4の発売と一致しています。また、情報源は、より安価なiPadはiPhone SE 4とiPhone 17 Airの発売時に登場予定のAppleカスタム5Gモデムをサポートしないと主張しています。
Apple IntelligenceはエントリーレベルのiPadに搭載されるのか?
BloombergのMark Gurman氏は、エントリーレベルのiPadがApple Intelligenceをサポートすると考えているようですが、デバイスは基本に忠実であり、Appleが単一のデバイスのためにプラットフォームの縮小版を導入することはないだろうと考える人もいます。
まとめ
エントリーレベルのiPadにApple Intelligenceが搭載されるかどうかは、iPadラインナップ全体のバランスに大きな影響を与える可能性があります。搭載されればiPad miniの立場が危うくなり、搭載されなければiPhoneとの整合性が問われます。Appleがどのような決断を下すのか、今後の情報に注目が集まります。
ソース:https://wccftech.com/apple-intelligence-on-entry-level-ipad/