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NVIDIA GeForce RTX 5090 PCBリーク:巨大なGB202 GPU、16個のGDDR7メモリパッケージ、そして単一の16ピンコネクタを確認

NVIDIAの次世代フラッグシップGPU、GeForce RTX 5090の基板(PCB)画像が、Chiphellフォーラムからのリークによって公開されました。このリークにより、RTX 5090の驚異的なスペックの一部が明らかになりました。

次世代Blackwell GB202 GPU向けの設計

リークされたPCB画像で最も目を引くのは、次世代GB202 GPUの巨大なBGAパッケージです。GB202はBlackwellアーキテクチャの最上位チップであり、RTX 5090だけでなく、将来のRTX 5090 TiやRTX 5080 Tiなどにも搭載されると予想されています。

過去の情報によれば、RTX 5090にはGB202-300 GPUが搭載され、170 SM(Streaming Multiprocessors)に合計21,760個のCUDAコアが搭載される見込みです。また、このグラフィックカードは、出荷時のクロック速度が3 GHz近くに達すると予想されています。

32GBのGDDR7メモリと驚異的な帯域幅

メモリに関しては、合計16個のGDDR7メモリモジュールが搭載されており、最大32GBのVRAMを構成します。これらのGDDR7モジュールは、過去のリーク情報と一致する配置で、512ビットのメモリバスインターフェース全体で最大28 Gbpsの速度を実現します。これにより、合計1792 GB/秒という驚異的な帯域幅が提供され、現行のRTX 4090 GPUの1008 GB/秒を大幅に上回ります。

GPUとメモリには、基板上に約30個のVRMフェーズと60個を超えるコンデンサが搭載されており、このサイズの基板としてはかなりの電力供給能力を備えていることが分かります。電力供給は、最新の12V-2x6規格に基づいた単一の16ピンコネクタで行われるようです。このコネクタは最大600Wの電力を供給可能であり、これはRTX 5090 GPUの最大TBP(Total Board Power)と一致すると考えられます。

基板の詳細と発売時期

基板をさらに詳しく見ると、モデル番号が「PNT5090 v1.0」で、その後に「100-10145-DFAA-A02」と表示されていることが確認できます。RTX 5090には、PG144とPG145という2つのベースボードデザインが存在します。前者はFounders Editionカードのリファレンスデザイン、後者はAIB(Add-in Board)モデルのリファレンスデザインです。リークされた基板はかなり短くなっていますが、NVIDIAは以前の予想よりも標準的な設計アプローチを採用しているようです。

NVIDIA GeForce RTX 5090はフラッグシップGPUとして、2025年1月末または2月初旬に発売される見込みです。一方、RTX 5080は現在1月中旬までに発売される予定となっています。数週間後に開催されるCES 2025では、次世代ラインナップに関する詳細情報が発表されることが期待されます。

NVIDIA GeForce RTX 50 GPU 仕様(暫定)

以下は、リーク情報に基づいたRTX 50シリーズの暫定的なスペック表です。