IntelのパートナーであるASUS、Gigabyte、ASRockなどが、Z890マザーボード向けに待望の「0x114」マイクロコードを含む新しいBIOSアップデートをリリースしました。これは、Arrow Lake-SデスクトップCPUで報告されていたパフォーマンス問題を修正する可能性を秘めています。
クリスマスプレゼント?Intelが「0x114」マイクロコードをリリース
まるでクリスマスプレゼントのように、IntelはBIOSアップデートを通じて「0x114」マイクロコードをリリースし、ユーザーを驚かせました。このアップデートは、新しいArrow Lake-SデスクトップCPUで以前から指摘されていたパフォーマンス問題を解決する可能性があります。ASUS、ASRock、GigabyteはすでにZ890マザーボード向けのアップデートを公開しており、他のメーカーも追随することが予想されます。
各社からのアップデート情報
情報筋によると、ASUS、Colorful、ASRockなどのIntelパートナーは、すでに新しいマイクロコードに対応したBIOSバージョンをリリースしています。これらの新しいBIOSバージョンはベータ段階にある可能性があり、まだ公式には広く公開されていないため、情報へのアクセスは限られています。現時点(2024年12月26日)で確認されているアップデート情報とリンクは以下の通りです。
- ASUS: (情報提供元: @9550pro、@harukaze5719) - 具体的なリンクは情報が錯綜しているため、各自マザーボードのサポートページをご確認ください。
- ASRock: (情報提供元: Overclocker.net) - 同様に、各自マザーボードのサポートページをご確認ください。
- Gigabyte: (情報提供元: @9550pro、@harukaze5719) - 具体的なリンクは情報が錯綜しているため、各自マザーボードのサポートページをご確認ください。
各マザーボードメーカーのウェブサイトで最新のBIOSアップデート情報を確認することをお勧めします。
背景:Core Ultra 200Sのパフォーマンス問題
ご存知の方もいるかもしれませんが、Intel Core Ultra 200SデスクトップCPUのパフォーマンスは、Intelが公式に発表していた数値よりも大幅に低いことが報告されていました。これに対し、Intelは最近「フィールドアップデート」を公開し、パフォーマンス低下の原因として、PPM(パフォーマンスおよび電源管理)、APO(アプリケーションオプティマイザー)など、5つの根本的な問題を特定しました。
以前の報道で、Intel Chinaがメディア向けに行った説明会において、特定された根本原因を解決することで、2桁のパフォーマンス向上が見込まれると発表していました。実際に、Intelが提示した解決策を適用した後、合成ベンチマークとゲームベンチマークの両方で大きな改善が見られたとのことです。
「0x114」マイクロコードへの期待
新しい「0x114」マイクロコードが一般ユーザーの環境で同様のパフォーマンス向上をもたらすかどうかは、今後の検証を待つ必要があります。しかし、これまでの情報から判断すると、顕著な改善が期待されます。