NVIDIAの次世代GPU、GeForce RTX 5080の価格に関する衝撃的な情報が飛び込んできました。オーストラリアの小売店でリークされたリストによると、その希望小売価格はなんと1,500ドル以上になる可能性があるとのことです。これは、前世代のRTX 4080から大幅な値上げとなります。
RTX 50シリーズは大幅な価格上昇か
RTX 50シリーズは、主にGDDR7メモリやハイエンドコンポーネントの採用により、価格上昇が予想されていましたが、今回のリーク情報はその予想を裏付ける形となりました。
YouTuberのVex氏によると、NVIDIA RTX 5080の予想小売価格は最大で1,587ドル、または2,544オーストラリアドルになる可能性があるとのことです。これは、MSRP(メーカー希望小売価格)が1,199ドルだった前世代のRTX 4080から大幅な値上がりです。
発売当初はさらに高くなる可能性も
さらに注目すべき点は、この1,500ドル以上という価格は、消費者が実際にGPUを入手できる価格ではない可能性があるということです。Vex氏によると、発売当初に適用される「プレミアム税」を考慮すると、GeForce RTX 5080はエンドユーザーに最大1,739ドルかかる可能性があるとのことです。これは、GeForce RTX 4080のMSRPと比較するとほぼ300ドルの増加となり、NVIDIAのBlackwell GPUラインナップが確実に高価になることを示しています。
ASUS DUALモデルの情報も
上記の価格情報はASUS DUALモデルのものとされています。これはおそらくトリプルファン構成であり、ROG STRIXなどの上位モデルと比較するとミッドレンジモデルと見なされます。興味深いことに、このリストではGeForce RTX 5080が16GB GDDR7 VRAMでデビューすることも確認されており、以前のリーク情報と一致しています。
価格上昇の背景
NVIDIAが今回、GDDR7メモリチップなどの新技術を統合したことを考えると、このような価格上昇は予想されていました。同社は、これは高価な取り組みであると述べています。
GeForce RTX 5080のスペック
GeForce RTX 5080のスペックを簡単に見てみましょう。
- GPUコア: GB203
- メモリ: 16GB GDDR7
- メモリ速度: 32Gbps
これにより、RTX 4080の23Gbps GDDR6Xソリューションで実現していた最大736GB/sの帯域幅から大幅な飛躍となります。これが、世代間パフォーマンス向上の主な理由の一つです。
ミッドレンジモデルに期待
今回の情報で、NVIDIA RTX 50「Blackwell」GPUシリーズがAda Lovelace世代と比べて価格差が顕著になることはほぼ確実となりました。そのため、価格面ではGeForce RTX 5070などのミッドレンジSKUに期待したいところです。
まとめ:
今回のリーク情報により、GeForce RTX 5080が前世代から大幅な値上げとなる可能性が高まりました。これは、新技術の採用に伴うコスト増が主な要因と考えられます。今後の情報公開で、より詳細な価格情報や他のモデルの価格も明らかになることが期待されます。