Intelの次世代デスクトップCPU、Arrow Lake-Sに関する新たな情報がリークされ、注目を集めています。これまで上位モデル(Core Ultra 5、7、9)の情報が中心でしたが、なんとエントリーレベルとなるCore Ultra 3 205の存在が明らかになったのです。
Core Ultra 3、ついにベールを脱ぐ
数週間前にArrow Lake-Sは市場に投入され、Core Ultra 5、7、9がデビューを飾りました。しかし、当初噂されていたCore Ultra 3の姿はなく、一部ではその登場を疑問視する声もありました。ところが今回、@harukaze5719氏によるリーク情報から、Core Ultra 3 205 SKUが開発中であることが判明。Intelがこれまで「Core i3」として展開してきたラインナップの後継となる可能性が高まっています。
リーク情報から見えてくるCore Ultra 3 205
リークされた仕様書によると、Core Ultra 3 205は確かにラインナップに加わるものの、「K」(倍率ロック解除)、「KF」(内蔵グラフィックスなしのK)、「F」(内蔵グラフィックスなし)といったモデルは存在しないようです。現時点では他のCore Ultra 3モデルの情報はなく、IntelはこのシリーズでCore Ultra 3 205のみをリリースする可能性も考えられます。このことから、IntelはこのCPUをローエンド市場向けに位置づけ、低消費電力または予算重視のデバイスに最適な製品として展開していくことが予想されます。
Core Ultra 3 205のスペック予想
Core Ultra 3 205のスペックについても、いくつかの情報が明らかになっています。
- コア構成: 8コア構成であることはほぼ確実ですが、Pコア(高性能コア)とEコア(高効率コア)の配分はまだ不明です。
- クロック: 過去のリーク情報に基づくと、ベースクロックは3.9GHz、Pコアのブーストクロックは最大4.8GHzに達するとされています。この場合、4つのPコアと4つのEコアを搭載する構成となるでしょう。
- 内蔵GPU: オンボードiGPU(内蔵グラフィックス)の詳細は現時点では不明ですが、世代間の大幅な改善が期待されます。
新しいLion Cove PコアとSkymont Eコアアーキテクチャによる世代交代を考慮すると、Core Ultra 3 205はCore i3 14100/Fなどの前世代CPUと競合する性能を持つ可能性が高いです。
発売時期
発売日についてはまだ情報がありませんが、2025年第1四半期頃、おそらくCES 2025で発表される可能性があります。
まとめ
今回のリーク情報により、IntelのArrow Lake-Sラインナップはより幅広い選択肢を提供することが期待されます。特に、これまでCore i3シリーズを利用していたユーザーにとって、Core Ultra 3 205は注目の存在となるでしょう。今後の情報公開が待たれます。
Intel Arrow Lake-S デスクトップ CPU ラインナップ (暫定)
ソース:https://wccftech.com/intels-core-ultra-3-205-spotted-in-arrow-lake-s-sku-table/