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Dimensity 9500の詳細続々判明!「Travis」と「Gelas」アーキテクチャ搭載、ARM SMEサポートでApple M4に迫るか

MediaTekが2025年に投入するフラッグシップチップセット、Dimensity 9500の詳細が続々と明らかになってきました。来月にはこの新SoCの全貌が明らかになると予想される中、新たな情報提供により、Dimensity 9500はARMが未発表の新しいCPUアーキテクチャ「Travis」と「Gelas」を採用し、AppleのM4と同様にARMのScalable Matrix Extension (SME)をサポートすることが判明しました。

「Travis」と「Gelas」アーキテクチャの詳細

「Travis」と「Gelas」のCPUアーキテクチャについてはまだ情報が少ないものの、情報提供者のDigital Chat Stationによると、Dimensity 9500はCortex-X930とCortex-A730コアのクラスターを含むとのことです。Weiboの最新投稿では、「2 + 6」構成が以前の報告と一致しており、MediaTekが従来の「1 + 3 + 4」クラスターから移行し、QualcommのSnapdragon 8 EliteおよびSnapdragon 8 Elite Gen 2と同様のアプローチを採用することを示しています。

なぜMediaTekが異なるCPUクラスターを採用するのかは不明ですが、競合他社との競争を維持するためかもしれません。

ARM SMEのサポート

情報提供者はまた、Dimensity 9500がARMのScalable Matrix Extension (SME)をサポートすることも明らかにしています。Snapdragon 8 Elite Gen 2とDimensity 9500は来年SMEをサポートし、マルチスレッドワークロードのパフォーマンスが最大20%向上するとされています。

Scalable Matrix Extensionは、シリコンが複雑なワークロードをより効率的に処理できるようにする命令セットです。AppleのM4はARMv9アーキテクチャをサポートしており、その結果SMEをサポートしていることが判明しました。これが、Geekbench 6で非常に高いスコアを獲得した要因の一つです。

製造プロセスと動作周波数

Dimensity 9500は、TSMCの3nm N3Pテクノロジーを活用すると噂されており、最高周波数は4.00GHzと言われています。これも以前に報じられた情報と一致します。

パフォーマンスの飛躍に期待

今回の情報提供者は、来年のパフォーマンスの飛躍は大きいと述べていますが、初期のベンチマーク結果は一切明らかにしていません。たとえ数字が公表されたとしても、来年リリースされるチップセットに興奮するのは時期尚早です。そのため、これらの詳細についてお話しできることは嬉しいですが、読者のために大部分の情報を用意するには、2025年第3四半期まで待つことにしましょう。

ソース:https://wccftech.com/more-dimensity-9500-details-talking-about-new-cpu-architecture-and-arm-sme/