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AMD、IntelのArrow Lake-Sを「ひどい」と酷評、Ryzen X3Dの大需要を強調

AMDは、同社のCPUが「膨大な需要」を抱えている要因の一つとして、Intelとの競争環境と、IntelのArrow Lake CPUの不振を指摘しています。

AMD、Intelとの競争環境とZen 5 3D V-Cacheの需要増を語る

AMDは、競合他社であるIntelの不調を率直に認めています。この発言は、AMDのゲームソリューション担当チーフアーキテクトであるFrank Azor氏(Tom's Hardware経由)によって行われました。同氏は、AMDのZen 5 X3Dが市場で予想を上回るパフォーマンスを示している背景には、IntelのArrow Lake-Sの発売が期待外れだったことがあると述べています。

Azor氏は次のように述べています。

自分たちが素晴らしい部品を作ったことはわかっていました。競合他社(インテル)がひどい部品を作ったとは知りませんでした。そのため、需要は予想よりも少し高くなりました。

IntelのArrow Lake-S CPUは、同社が市場を席巻すると主張していたにもかかわらず、期待外れのパフォーマンスでデビューしました。当初、消費者レビューでは、ARL-S SKUのパフォーマンスは、Intelが社内テストで示したものとは大きく異なっていました。この問題を修正するために、Intelは専用の0x114マイクロコードとともに新しい「フィールドアップデート」をリリースしましたが、初期のテストでは、この修正によってパフォーマンスがさらに低下し、製品ラインナップの将来が危ぶまれる結果となりました。

AMD、X3D CPUの増産と今後の見通し

AMDは、CPU市場を今後もリードしていくことに自信を持っているようです。同社のコーポレートVP兼ゼネラルマネージャーであるDavid McAfee氏は、需要の高いX3D CPUの生産を増強し、2025年前半には供給が大幅に改善され、受注残が解消される見込みだと述べています。このような高い需要の理由は、純粋に前例のない消費者の関心と、Intelの業績不振が大きく影響しているとのことです。

McAfee氏はTom's Hardwareに対し、次のように述べています。

当社は製造能力、つまりX3D部品の月間および四半期ごとの生産量を拡大してきました。これは7000 [シリーズ]と9000X3Dに当てはまります。計画していた量よりも大幅に増加したことは驚くべきことです。9800X3Dと7800X3Dの需要は前例のないほど高まっています。つまり、需要はかつてないほど高まっているのです。

現時点では、AMDがCPU市場を完全に掌握しているように見えますが、IntelはARL-Sのパフォーマンス問題を解決する方法をまだ見出せていません。現在の勢いが続けば、AMDがCPU市場でより大きなシェアを獲得し、Intelが再び後塵を拝することになる可能性も否定できません。これは、「Raptor Lake Refresh」の第13世代および第14世代CPUで起こったことと類似していると言えるでしょう。

このブログ記事では、AMDがIntelのArrow Lake-S CPUの不振を指摘し、自社のRyzen X3D CPUの需要が大幅に増加している状況を強調していることが明確に伝えられています。また、AMDの今後の見通しや、Intelの課題についても触れられており、読者にとって有益な情報を提供していると言えるでしょう。

ソース:https://wccftech.com/amd-says-intel-arrow-lake-s-cpus-are-horrible-claiming-sluggish-competition-has-brought-in-massive-demand/