AMDは、次世代Zen 5 CPUのサンプリングを開始し、Turin「EPYC」とStrix「Ryzen」が2024年下半期に発売されることを確認しました。EPYC Turin CPUは顧客やパートナーにサンプル提供され、大幅なパフォーマンス向上が期待されています。また、Ryzen Strix APUもAI PCロードマップの重要なステップとして位置付けられ、高性能の次世代コアIPを組み合わせたプレミアム市場をターゲットにしています。データセンター部門では、EPYC CPUとInstinct GPUの売上が急速に成長し、市場シェアを拡大しています。一方で、ゲーム用GPUの収益は大幅な減少が見込まれ、下半期にさらなる低迷が予測されています。AMDは、6月初旬のComputex 2024で新しいRyzen 9000デスクトップCPUを紹介し、ハイパフォーマンスコンピューティングの新時代を先導する予定です。
要点
- AMDは、Turin（EPYC）とStrix（Ryzen）という次世代Zen 5 CPUを現在サンプリングしており、2024年下半期の発売を予定しています。
- Turin CPUは、EPYCサーバー市場向けで、最大128個のZen 5コアを搭載予定です。
- Strix APUは、AI PC市場向けで、Zen 5 CPU、RDNA 3+ GPU、XDNA 2 NPUコアを統合します。
- AMDは、データセンター事業の好調な成長を報告しましたが、ゲーム用GPUの収益は減少しました。
- 同社は、今年後半にComputex 2024でRyzen 9000デスクトップCPUを発表する予定です。
詳細
- Zen 5 CPU:
- Turin（EPYC）:
- 最大128個のZen 5コア
- 2024年下半期発売予定
- Strix（Ryzen）:
- Zen 5 CPU、RDNA 3+ GPU、XDNA 2 NPUコアを統合
- AI PC市場向け
- 2024年下半期発売予定
- Turin（EPYC）:
- 業績:
- データセンター事業は前年比80％増、前四半期比2％増の23億ドルを記録
- ゲーム用GPU収益は減少
今後の予定
- AMDは、6月上旬にComputex 2024で基調講演を行い、Ryzen 9000デスクトップCPUを含む新製品ファミリーを発表する予定です。
全体像
AMDは、Zen 5 CPUの発売とデータセンター事業の成長により、2024年下半期の業績回復を目指しています。しかし、ゲーム用GPU事業は低迷が続いています。
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