Qualcomm社が、同社の主力製品であるSnapdragon シリーズにMeta社が手掛けるAl「Llama2」を2024年から搭載すると発表しました。同社によると、このAIを使用するためにインターネットに接続する必要はなく、オフラインでも使用できるとのことです。Meta社は「Llama」をすでにオープンソース化していることも発表しました。非常に興味をひかれたニュースなので、簡単に情報をまとめてみました。
(News Sorce)
「Llama2」とは?
「Llama2」とは大規模言語モデルAIです。現在OpenAI社が開発したChat GPTが話題ですが、そのChat GPT-3.5バージョンに匹敵する性能を持つとされるAIです。Mata社は研究と商用向けにオープンソース化し無償提供すると発表されていました。
Snapdragonに搭載されて何ができる?
現在、同様AIのほとんどを使用する場合にはインターネットに接続してAIへアクセスする必要がありますが、Snapdragonに搭載されることで、各自のスマホ内でAIを活用することが可能になります。例えば、スマホに文章を書かせたり、写真のデーターを好みの指示で加工させたりすることができるようになると予想されます。その時に、ユーザーは難しい操作は不要で、『スマホに保存している結婚式の写真で年賀状を作って』などとテキスト(または音声)で命令ができるはずです。
いつ搭載されるのか?
今回の発表では2024年に発売され、Snapdragon 8 gen 2を搭載するスマホから搭載が開始されるようです。すべてのスマホでAI機能が有効になるのかは現時点で不明です。
今後のスマホ選びの重要な基準に、どのAIを搭載しているのかが加わるのかもしれませんね。