Nvidia のハイエンド グラフィックボードのRTX 4090 は以前、16 ピン電源コネクタ (12VHPWR) が溶けやすいという致命的な欠陥が報告されていました。主に、コネクタの差し込み不良が原因とされていましたが、最近、Byogore という名前のユーザーが、電源コネクタが溶けたために RTX 4090 が損傷したと PCMR フォーラムで報告しました。このユーザーは、RTX 4090 に問題が発生するまでに 1 年かかったと述べています。
心配なのは、古い 12VHPWR 電源コネクタ使用するすべての Nvidia RTX 4090 で Byogore と同じケースが発生する可能性があることです。すべての Nvidia RTX 4090 にこの問題が発生するというわけではありませんが、将来的にさらに予期せぬ障害が発生する可能性があります。
2022 年末以来、NVIDIA RTX 4090 の溶解と破損についての報告がインターネット上で多数報告されていますが、その理由は、このグラフィックス カードが最大 600 W の電力を供給できる新しい 12VHPWR 電源コネクタを使用しているためだとされています。
Nvidia は、問題が最初に現れ始めた 2022 年 11 月にこれらの問題に対応し、問題の原因はユーザー エラーであり、ユーザーが 16 ピンの電源コネクタを RTX 4090 の対応する電源コネクタに完全に差し込んでいなかったことを示していると主張しました。
NVIDIA が回答を発表してから半年後、PCI-SIG は 12V-2x6 電源インターフェイスと呼ばれる新しい 16 ピン インターフェイスを発売し、12VHPWR 電源インターフェイスの問題を解決すると主張しました。この新しいポートには、出力が 600 W から 660 W に向上するなど、いくつかの変更が加えられており、ポートの溶解の問題はわずかな再設計で解決されるようです。これまでのところ、新しいインターフェースには溶解の問題は今のところありませんが、実際に問題が解決されるかどうかはある程度の時間が必要です。
古い 12VHPWR 電源コネクタ使用しているユーザーはもちろん、新しい12V-2x6電源コネクタのタイプを使用しているユーザーも定期的に、差し込み不良が起きていないかチェックしたほうがよさそうです。
