Wu Yanzu氏による情報により、AMDの次期Zen 5モバイルプロセッサであるStrix PointとFire Rangeの詳細が明らかになりました。
これらのプロセッサは現在テストサンプルの配布段階にあり、製品の出荷文書で具体的な特性が開示されています。Strix Pointプロセッサは、高エンド市場を対象にしており、Strix Pointラベルの下でRyzen 7とRyzen 9の2つのバリアントが特定されました。これらは、28W TDPでFP8パッケージを使用しています。
Fire Rangeプロセッサには、TDPが55Wの16コアバージョンと8コアバージョンの2つの構成があります。これらのプロセッサはDragon Rangeの後継として位置付けられており、来年前半にリリースされる予定です。
Strix Pointプロセッサは、従来のモノリシック設計を採用している可能性があり、将来の反復でチップレット設計が使用されるかもしれません。これらのチップにはRDNA3+統合グラフィックスとXDNA2アーキテクチャNPUが搭載され、年内に発売される予定です。
情報源
- ネチズンWu Yanzu氏
- iTHome
- momomo_us氏
概要
- AMDは、次世代Zen 5モバイルプロセッサとして「Strix Point」と「Fire Range」を開発している。
- Strix Pointはハイエンド市場向けで、28W TDPのRyzen 7とRyzen 9がラインナップされる。
- Fire RangeはDragon Rangeの後継として位置付けられ、55W TDPの8コアと16コアがラインナップされる。
- 両シリーズとも、従来のモノリシック設計を採用する可能性がある。
- Strix PointはRDNA 3+統合グラフィックスとXDNA 2アーキテクチャNPUを搭載し、2024年内に発売される予定。
- Fire Rangeは2025年上半期の発売が予定されている。
Strix Point
- 28W TDP
- Ryzen 7とRyzen 9
- モノリシック設計
- RDNA 3+統合グラフィックス
- XDNA 2アーキテクチャNPU
- 2023年内発売
Fire Range
- 55W TDP
- 8コアと16コア
- モノリシック設計
- デスクトッププロセッサと同等のコア仕様
- 2024年上半期発売
詳細
- Strix Pointの詳細なコア構成は不明。
- Fire Rangeは、Dragon Rangeの後継として、より高いパフォーマンスを提供する。
- 両シリーズとも、B0開発段階にあり、今後改良が進められる。
今後の展望
- AMDは、Zen 5モバイルプロセッサで、モバイル市場における競争力をさらに強化する。
- 詳細な情報は、今後AMDからの公式発表が待たれる。
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