アメリカ半導体大手のNVIDIA社の時価総額が1兆ドル(約140兆円)を突破!
5月30日の米株式市場で半導体大手NVIDIAの時価総額が1兆ドルを突破した。
半導体企業としては初で、アップルやマイクロソフト、Googoleの親会社アルファベット、Amazonなどに次いで9番目の1兆ドル企業となった。
参照:CNN BUSINESS
Nvidia joins the $1 trillion club | CNN Business
主な理由はAI向けチップセット事業が好調なため
株価が買われた理由は予想に反してAI向けのチップセット事業が好調だったためだ。
これは市場の予想以上に企業や自治体のAIの導入が進んでいることを示すだろう。
CEOが新たなAIデーターセンター向けのチップを発表
5月30日のCOMPUTEX(台北国際コンピュータ見本市)の開幕を告げる基調講演で革ジャンがトレードマークのJensen Huang CEO(通称:革ジャンCEO)が新たなAIデーターセンター向けのチップセット他を発表したことも好感が持たれたようだ。
NVIDIA 1兆ドル企業の意味~AIが社会インフラになった~
1兆ドル企業の先輩たちには、マイクロソフトやAmazon、Googleなどがある、これらはすでに現代の社会インフラ企業と言ってもよいだろう。
AIの導入は各自治体や企業にとって”必須”事項となりつつある。企業の経営者がAIの導入に反対すれば、株主に直ちに首を告げられるだろう。
世界中の企業にAIのデーターセンターが置かれる。
この近未来を想像すればNVIDIAはインフラ企業と言ってもいいだろう。
一般コンシューマー向け製品の不調が心配だが微々たるものなのか?
私のようなPCおたくにとっては、NVIDIAはグラフィックボードのチップメーカーというイメージだが、一般コンシューマーに向けた製品は今のNVIDIAにとっては微々たるものなのかもしれない。
グラフィックボードはRTX40シリーズが価格や性能の面で苦戦しているようだが、産業用の事業が会社全体を引っ張ってくれれば、グラフィックボード向けチップの今後の開発も安心だと思いたい。