AMD は、Zen 5 アーキテクチャに基づいた、次世代プロセッサを Linux で有効に
し始めました。パッチの適応は、今後数四半期の商用発売に備えて行われたと
思われます。初期 パッチからは、 次世代マイクロアーキテクチャに基づく AMD の
サーバー CPU に関する詳細の一部が明らかになりました。
木曜日に送信された最初の 3 つのパッチには、AMD のファミリー 26 (1Ah) プロセッサ
モデル 00 ~ 31 および 64 ~ 79 (00h ~ 1Fh および 40h ~ 4Fh) の新しい PCI ID、
k10temp ドライバーへの温度センサーのサポート、および EDAC AMD64 ドライバーが
追加されています。
AMD の Family 26 プロセッサ用の EDAC ドライバは、最大 12 個のメモリ チャネルを
持つことを明らかにしています。これは、AMD の Genoa および Bergamo CPU で
サポートされている数と一致しています。一方、Zen 5ベースのプロセッサがAMDの
既存のサーバープラットフォームを使い続けるのか、それとも新しいサーバープラット
フォームを採用するのかは分かりません。一方、プラットフォーム レベルでのサポート
が必要となるMR-DIMM や MCR-DIMM などの今後のメモリ モジュール規格を念頭に
置くと 、AMD の次世代サーバー プラットフォームには現行世代とはいくつかの違い
があることが予想されます。
今回のパッチが意味するのは、AMDはZen 5 マイクロアーキテクチャに基づく今後の
Ryzen および EPYC プロセッサをテストし、商業的に発売する準備ができていること
を示しています。
AMDは、Zen 5ベースのプロセッサがRyzen 8000シリーズとして 、2024年にリリース
されることを公表しています。
AMD Begins Zen 5 Prep, Sends First Linux Patches | Tom's Hardware