AMDは8月26日ドイツで開催中のgamescom2023の中で、新しいグラフィックボードのリリースを正式には発表しました!今回の記事ではその発表内容をまとめました。
RX7700XT
主要スペック
Radeon RX7700XTは12GBのVRAMを搭載、3456 コアを搭載した 54 個の RDNA 3 CUを備えた、Navi 32 XL GPU を搭載しています。これらのコアは最大 2544 MHz で動作し、最大 35 TFLOP パフォーマンスです。GPU には、54 個の RT アクセラレータ コア、108 個の AI コア、および 96 個の ROP も搭載されています。TBP は 245W 。
メモリは、192 ビット幅のバス インターフェイスで最大 18 Gbps で動作する12 GB VRAM が搭載されています。GPU には、4 つの MCD のうち 3 つ (この SKU の場合) 内に48 MB の第 2 世代 Infinity キャッシュも搭載されています。AV1 ハードウェア エンコーディング、DisplayPort 2.1 および HDMI 2.1 などが可能です。
RTX4060Ti16GBとのゲーム性能比較
RTX4060ti16GBとのゲーム性能比較は上記の通りです。最大31%(Call of Duty)の高いパフォーマンスを出しています。FSR 3 を追加すると、このカードは 1440P でさらに優れたパフォーマンスを提供できるようになり、4K ゲームも可能になります。
おおよその性能はRTX4060Ti以上、RTX4070Ti 以下、RTX4070と同等と言ったところ。
ただし、ゲームによる最適化などにより結果は変わるのでプレイしたいゲームが明確な人は注意しよう!
価格
発表された小売希望価格は449ドル、489ユーロです。
日本発売価格は、性能から推測するとRTX4070と同等か、やや低い価格でリリースすると推測されます。
RX7800XT
主要スペック
VRAMは16GBを搭載、60 個のコンピューティング ユニットまたは 3840 個のストリーム プロセッサを備えています。最大 2430 Hz のブースト クロックで動作し、最大 37 TFLOP の FP32 を実現できます。 Navi 32 SKU には、60 個の RT アクセラレーター コア、120 個の AI アクセラレーター ユニット、および 96 個の ROP を搭載。TBPは263Wです。
メモリには、256 ビット幅のバス インターフェイス全体で最大 19.5 Gbps の速度で動作する 16 GB GDDR6 メモリが搭載。これにより、カードの速度は 624 GB/秒になりますが、実効帯域幅の増加をもたらす 64 MB の Infinity キャッシュも装備しています。
RTX4070 12GBとのゲーム性能比較
性能的に近い、NVIDIA の GeForce RTX 4070 12 GB と比較すると、最大 23% 優れたパフォーマンスと 3.5% の平均パフォーマンス向上を実現します。RX7800XTは標準的なラスタライズ パフォーマンスに優れていますが、レイ トレーシングが関与すると速度が低下するようです。テストは AMD 自身によって行われ、使用された RT タイトルは主に RDNA 3 ハードウェアに有利でしたが、サイバーパンク 2077 やホグワーツ レガシーなどは RT が有効になっている場合は示されませんでした。
大まかな性能は、RTX4070より上、RTX4080より下、RTX4070Tiと同等のようです。
価格
発表された小売希望価格は499ドル、549ユーロです。
日本発売価格は、性能から推測するとRTX4070Tiと同等か、やや低い価格でリリースすると推測されます。