Appleは、iPhone 15とApple Watch Series 9を発表するイベントを9月に開催する予定です。さらに、新しいディスプレイと新しいデザインを搭載したiPad Proの開発にも取り組んでいます。AppleがiPad ProにTSMCの3nmプロセスに基づく新しいM3チップを搭載し、OLEDパネルを搭載すると報じられています。
ブルームバーグのマーク・ガーマン氏によると、新型iPad Proの発売は2024年の前半になりそうです。新型iPad ProシリーズはコードネームJ717、J718、J720、J721の4モデルになると言われており、OLEDとM3 SoCのアップグレードと、刷新されたMagic Keyboardが大きな改善点で、より大型のトラックパッドが搭載される予定だという。また、iPhoneモデルと同様のOLEDパネルが搭載されるとも述べています。
iPhone に OLED スクリーンを導入する前、Apple は iPhone 7 以前のモデルで LCD を使用していました。同社は今でも、手頃な価格の iPad Air と iPad mini のラインナップで LCD を搭載しています。上位モデルの12.9インチモデルに関しては、Apple はミニ LED ディスプレイの使用を開始しました。ただし、11 インチ モデルでは LCD パネルを使用しています。次期モデルではインチサイズによる使い分けがなく、全モデルが OLED ディスプレイを搭載し、より良い視聴体験を提供することが期待されます。Apple は最終的にApple Watch から始めてmicroLEDディスプレイに移行し、その後 iPhone と iPad に移行する予定です。
ミニ LED は大型の iPad Pro では優れていますが、OLED ディスプレイは、より優れた色精度とより高い輝度レベルを提供し、全体的な消費電力が少なくなります。M3 チップの低消費電力特性と組み合わせることで、iPad Pro は現行モデルよりもバッテリー寿命が長くなります。さらに、M3 チップは、一部の MacBook と同等の強化された計算パフォーマンスとグラフィック パフォーマンスも提供します。
また、AppleはiPad Proモデルでベゼル幅をより狭く改善する可能性があります。iPad Proは2018年以来、ほぼ同じデザインを採用していまが、サムスンは新しいGalaxy Tab S9 Ultraでベゼルを削減しており、デバイスはかなり洗練されています。もしかしたら、Apple も同じ道をたどる可能性があります。またガーマン氏は、Apple が来年、iPad と Mac の間のギャップを最小限に抑える新しい再設計された Magic Keyboardを発売する予定であると述べています。