しばらく下火となっていた暗号通貨マイニングのニュースが再び出始めました。
今回はGPUではなくCPUマイニングのNEWSです。最近、巨大暗号通貨であるビットコイン価格が大きく上がり、暗号通貨採掘ブームが再始動する兆しを見せています。
このごろ話題となる採掘問題はCPU採掘です。Qubic(キュービック、QBIC)コインがその主人公です。このコインをGPUではなくCPUで採掘し、ライゼン7000シリーズ、その中でもライゼン9 7950Xがとても人気です。
一方でIntelは人気がありません。これはCPUが提供する命令の違いです。
AVX2およびAVX512命令をAMD Zen 4、Ryzen 7000シリーズはサポートしていますが、この命令がこのキュービックコイン採掘性能の主な要素です。
しかし、インテルはAVX512命令をインテル第12世代からサポートしていないので、採掘者には好まれません。
これまでは、AMD 3D V-キャッシュ製品に搭載された膨大なL3キャッシュの利点を活かしたRaptoreum採掘アルゴリズムとしてAMD CPUを使用したことがありました。
QBICの動向を見ると、24時間稼働時に3ドル程度の収益を出すようです。
これは、Ryzen 9 7950Xの消費電力ターゲット、170Wの消費電力に基づく電力税を含む収益数値です。
AMD Zen 4の電力効率が高いため、65~100Wレベルで電力を下げても同様の性能を達成することができ、このようなQBIC採掘にライゼン9 7950Xが人気を得ています。
収益指標によると、Ryzen 9 7950Xの収益率はRTX 4090より優れています。
RTX 4090では、PYIとNEXを通じて収益を上げても1.7~1.9ドル水準ですが、Ryzen 9 7950Xはこれの2倍の収益を上げます。また、RTX 4090は消費電力も多く、高価です。
市場はすでにこのような状況が反映されています。米国、中国地域はもちろん、多くの地域でコア数の多いRyzen 9 7000シリーズ、特にRyzen 9 7950Xの在庫量が下がっています。
ここに次世代AMDアーキテクチャ、ゼン5はゼン4対比AVX512命令性能を2倍さらに高めたことが知られ、次のライゼン製品への供給の懸念がすでに提起されています。そのため、Zen 5 LHR(マイニング制限版)が出てくるかもしれないという冗談も出ています。
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