概要
AMDの次世代デスクトップCPU、Ryzen 9000シリーズ(開発コードネーム:Granite Ridge)のリーク情報が、AORUSのプレゼンテーション資料を通じて公開されました。この情報によると、Ryzen 9000シリーズはZen 5コアアーキテクチャを採用し、最大16コア32スレッドのRyzen 9 9950Xから、6コア12スレッドのRyzen 5 9600Xまでの幅広いラインナップが展開される見込みです。
CPU構成と性能
- リーク情報によると、Ryzen 9 9950XとRyzen 9 9900Xは、デュアルCCDと1つのIOD構成を採用し、それぞれ16コア32スレッドと12コア24スレッドの処理能力を持つとされています。一方、Ryzen 7 9700XとRyzen 5 9600Xは、1つのCCDと1つのIOD構成で、それぞれ8コア16スレッドと6コア12スレッド構成になると予想されます。
- 各CCDには32MBのL3キャッシュが搭載され、TDPは65Wから最大170Wまでの範囲とされています。
- ベンチマーク結果の初期報告では、Ryzen 9 9950Xは、シングルスレッド性能で前世代のRyzen 7950Xと比べて最大19%向上していることが示されています。
メモリとチップセット
- Ryzen 9000シリーズは、ネイティブで最大5600 MT/s、EXPO/XMP クロックで最大8000 MT/sのDDR5メモリをサポートします。
- FCLK(Infinity Fabric Clock)は、デスクトップCPUで最大2400 MHzまで向上しています。
- チップセットは、X870E、X870、B850、B840の4種類が用意される見込みです。上位3種類のチップセットは、Ryzen 7000、Ryzen 8000、Ryzen 9000シリーズのオーバークロックをサポートします。
発売時期
- Ryzen 9000シリーズは、2024年7月に発売される予定とされています。
詳細情報
現時点の情報はあくまでもリーク情報であり、公式発表とは異なる可能性があります。最新情報については、AMDの公式発表をご確認ください。
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