2024年6月4日、Micron Technologyは次世代GDDR7グラフィックスメモリを発表しました。
主なポイント
- 32Gbpsのダイ速度とPAM3シグナリング: NVIDIAとAMDの次世代GPU向けに開発
- 1.5TB/sを超えるシステム帯域幅: GDDR6より最大60%向上
- 4つの独立チャネル: ワークロードを最適化し、応答時間を短縮
- 50%以上の電力効率向上: 熱効率とバッテリー寿命が向上
- 最大33%のスループット向上と最大20%の応答時間短縮: 生成AIワークロード向け
- 1080p、1440p、4K解像度で30%以上のフレームレート向上: レイ トレーシングとラスタライゼーション
- 2024年後半に発売予定: Micronから直接、またはグローバルチャネルパートナーを通じて
詳細情報
Micron GDDR7は、1β DRAMテクノロジーと革新的なアーキテクチャを採用し、32Gb/sという高性能メモリを実現しています。GDDR6と比較して最大60%高い1.5TB/sを超えるシステム帯域幅と、4つの独立チャネルを備えています。これにより、応答時間が短縮され、ゲームプレイがスムーズになり、処理時間が短縮されます。
さらに、GDDR7はGDDR6と比較して50%以上の電力効率向上を実現しており、熱効率とバッテリー寿命が向上しています。また、新しいスリープモードではスタンバイ電力が最大70%削減されます。
Micron GDDR7は、テキストから画像への変換などの生成AIワークロードにおいて、スループットを最大33%向上し、応答時間を最大20%短縮する高性能を提供します。
ゲームアプリケーションの場合、次世代メモリは、パフォーマンスとフレームバッファのスケーリングを通じて、適応性の高い風景、プレイヤー、ストーリーラインを備えたAI強化ゲームプレイを可能にします。
Micron GDDR7メモリは、2024年後半にMicronから直接、または厳選されたグローバルチャネルディストリビューターおよび再販業者を通じて入手可能になる予定です。
GDDR7メモリがもたらす革新
- より高速なグラフィック処理
- よりスムーズなゲームプレイ
- より長いバッテリー寿命
- より高いエネルギー効率
- AIワークロードのパフォーマンス向上
Micron GDDR7メモリは、次世代グラフィックスカードとワークステーション向けに最適なソリューションです。
参考情報
- LPDDR5X メモリを搭載した Micron LPCAMM2 が Lenovo の ThinkPad P1 Gen7 ワークステーション ラップトップに初搭載 https://wccftech.com/micron-lpcamm2-lpddr5x-memory-debuts-lenovo-thinkpad-p1-gen7-workstation-laptop/
- Micron GDDR7 グラフィックス メモリの進化 https://www.anandtech.com/show/18939/micron-expects-to-debut-gddr7-memory-in-2024
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