Googleは、6月27日にAI技術を活用し、Google翻訳に110言語を追加すると発表しました。これは、これまで対応していた言語数をほぼ2倍にする大規模なアップデートです。この追加により、世界人口の約8%に相当する6億1400万人が翻訳サービスを利用できるようになります。
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今回追加された言語には、アフリカの言語が特に多く、約3分の1を占めています。これは、Googleがアフリカにおける言語アクセスの格差を縮小することに注力していることを示しています。
PaLM 2と呼ばれる大規模言語モデル(LLM)は、この言語追加において重要な役割を果たしました。PaLM 2は、互いに関連する言語の学習を効率化し、翻訳精度を向上させるのに役立ちました。例えば、アワディー語やマルワディー語はヒンディー語と似ているため、PaLM 2によってこれらの言語の翻訳精度が向上しました。
今回のアップデートで追加された主な言語は以下の通りです。
- 広東語
- アファール語
- アムハラ語
- アッサム語
- ベンガル語
- セブアノ語
- フサ語
- グジャラート語
- ハイチ語クレオール語
- ハウサ語
- イボ語
- インドネシア語
- カナダ語
- カザフ語
- クメール語
- クルド語(クルマンジー語)
- キルギス語
- ラオ語
- マダガスカル語
- マレー語
- マラヤーラム語
- モンゴル語
- ネパール語
- オジブウェ語
- パシュトゥー語
- ペルシア語
- パンジャブ語
- ロマ語
- サモア語
- シンハラ語
- ソマリ語
- スンダ語
- タジク語
- タミル語
- テルグ語
- タイ語
- トルコ語
- ウクライナ語
- ウルドゥー語
- ウズベク語
- ベトナム語
- ウェールズ語
- 西フリジア語
- シャオナ語
- ヨーバ語
- ズールー語
このアップデートは、世界中の人々がより簡単にコミュニケーションを取り、情報にアクセスできるようにする重要な一歩です。Googleは今後もAIを活用して翻訳サービスを改善し、より多くの人々に恩恵をもたらすことを目指しています。
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