Intelの次世代モバイル向けCPU「Lunar Lake」搭載のCore Ultra 7 258Vが、Geekbenchベンチマークにて姿を現しました。この初期テスト結果によると、内蔵グラフィックであるArc 140V「Xe2」iGPUは、NVIDIA GeForce GTX 1650と同等の性能を発揮していることが明らかになりました。
Lunar Lake CPUの概要
- CPU: 8コア (4Pコア + 4Eコア)
- スレッド: 8スレッド
- ブーストクロック: 最大4.8GHz
- L3キャッシュ: 12MB
- 内蔵グラフィック: Arc 140V iGPU
- TDP: PL1 17W、PL2 30W
- NPU: 最大47 TOPS
- GPU: 最大64 TOPS
ベンチマーク結果
Geekbench 6 Vulkanテストにおいて、Arc 140V iGPUは31,560ポイントを獲得しました。これは、AMD Radeon 780M iGPUと同等のスコアであり、ノートPC向けディスクリートGPUであるGeForce GTX 1650 (50W) にも匹敵する性能です。
注目ポイント
- Lunar LakeのArc 140V iGPUは、前世代モデルと比べて大幅な性能向上を実現しています。
- 30Wという低消費電力ながら、GTX 1650と同等の性能を発揮している点は特筆すべきです。
- Lunar Lake CPUは、薄型軽量ノートPCにおいて高いグラフィック性能を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となる可能性があります。
今後の展望
今回のベンチマーク結果はあくまでも初期テストのものですが、Lunar LakeのArc 140V iGPUが非常にポテンシャルの高いGPUであることを示唆しています。今後、Intelがドライバーの最適化を進めれば、さらに性能が向上する可能性もあります。
Lunar Lake CPUは、9月に発売が予定されています。今後、更なるベンチマーク結果やレビューが期待されます。
参考情報
- Geekbench 6 スコア:
https://browser.geekbench.com/v6/cpu/2772108
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