AMDが、次世代のRadeon RX 8000シリーズで、再びメインストリームユーザーに照準を合わせようとしているようです。RDNA 4アーキテクチャを採用するこのシリーズは、性能と価格のバランスを重視し、幅広いユーザー層にアピールすることを目指しています。
RX 5000シリーズとの類似性
今回のRadeon RX 8000シリーズは、過去のRadeon RX 5000シリーズと非常に似た製品構成になると予想されています。RX 5000シリーズでは、Navi 10、Navi 12、Navi 14といった複数のGPUコアを採用し、エントリーモデルからハイエンドモデルまで、幅広いラインナップを展開しました。
同様に、Radeon RX 8000シリーズも、Navi 48とNavi 44という2つの主要なGPUコアを中心に展開されるとみられています。これらのGPUコアは、それぞれ異なる性能レベルのグラフィックスカードに搭載されることで、ユーザーのニーズに合わせて選択できるようになると考えられます。
性能とラインナップ
性能面では、Radeon RX 8000シリーズは、現行のRadeon RX 7000シリーズのギャップを埋めるような位置付けになると予想されています。Navi 48を搭載するモデルは、Radeon RX 7900シリーズに匹敵する性能を発揮し、Navi 44を搭載するモデルは、Radeon RX 7700シリーズとRadeon RX 7800シリーズの間の性能を提供するとみられています。
具体的なラインナップとしては、以下のようになると予想されています。
- Radeon RX 8X00 XTX: Navi 48コアを搭載し、最上位モデルとなることが予想されます。
- Radeon RX 8X00 XT: Navi 48コアを搭載し、XTXモデルよりも少し控えめな仕様になると考えられます。
- Radeon RX 8X00: Navi 48コアの廉価版またはNavi 44コアの高性能版になると予想されます。
- Radeon RX 8X00 XL: Navi 44コアを搭載し、エントリーレベルのモデルになると考えられます。
発売時期
Radeon RX 8000シリーズは、2025年初頭に発売される見込みです。具体的な発売時期は、CES 2025での発表を皮切りに、その後数か月以内には市場に出回ると思われます。
まとめ
Radeon RX 8000シリーズは、AMDが再びメインストリーム市場に注力する姿勢を示す重要な製品となります。性能と価格のバランスを重視したラインナップは、幅広いユーザーから注目を集めることが期待されます。今後の詳細な情報が待ち遠しいところです。