Apple が先日発表した、同社初のARデバイスとなるVision Proではマイクロ OLED と
呼ばれる新しいタイプのディスプレイが使用されます。
このマイクロOLEDとは何なのか、簡単にまとめてみました。
OLEDとは?
OLEDは有機発光ダイオードの略です。「有機」はOLED が光を生成するのに役立つ
化学物質に炭素元素が組み込まれていることを意味します。
少量のエネルギーが供給されると光を生成する性質を利用したものです。
OLEDは、従来の液晶ディスプレイ(LCD)よりも明るく、色が鮮やかで、消費電力が
少ないという特徴があります。
従来のOLEDとマイクロOLEDの差は?
マイクロOLEDメーカーのひとつであるSONYの従来OLED製品との比較によれば、
従来のOLEDの最小画素ピッチが44μmに比べ、マイクロOLEDは6.3μmと約1/7分の
サイズで製造が可能です。
Apple は、Vision Pro のディスプレイには「片目で4K テレビよりも多くのピクセルが
含まれている」または「2,300 万ピクセル」であると述べています。
Appleが提供するAR/VRはもしかしたら現実世界より美しい世界かもしれませんね。
何に活用されるのか?
・カメラのファインダー(Electronic Viewfinder)
・AR/VRゴーグル
・ドローン・FPV
・各種スコープ
・メディカルケア
・その他EVF
高品位画像表示が求められる工業顕微鏡などのプロフェッショナル機器用ファインダー
OLEDマイクロディスプレイ | マイクロディスプレイ | 製品・ソリューション | ソニーセミコンダクタソリューションズグループ