最近リリースされたタイトルであるAtlas Fallenには、Intel ハイブリッド CPU (第 12 世代以降) に最適化の問題があり、パフォーマンスが大幅に低下します。
Intel は第12世代以降のCPUに「P(高性能) コア」と「E (高効率)コア」に基づくハイブリッド コア構成を導入しました。E コアは主に、電力消費があまり必要でない軽い処理を担当します。E コアが軽い処理を担当することで、P コアが重い処理に集中できるようにするわけです。
しかし、どのタスクが「軽い」のか「重い」のかを適切に判断できない今回のような場合は全体的なパフォーマンスが大幅に低下してしまうのです。
現在の解決策は E コアを無効にすることであり、「E コア」をオフにすると、平均 FPS が 136 ~ 152 (E コア有効) から 187 ~ 197 (E コア無効) となり、パフォーマンスが大幅に向上しました。ゲームは NVIDIA の GeForce RTX 4090 でテストされたため、場合によってはフレームレートが 200 FPS を超えました。パフォーマンスの内訳は次のとおりです (クレジット: TechPowerUp)。
Eコア有効 / DX12 - 136 FPS
Eコア有効 / Vulkan - 152 FPS
Eコア無効 / DX12 - 187 FPS
Eコア無効 / Vulkan - 197 FPS
最適化修正はすぐにリリースされると思われますが、今回のことからゲームなど発売したばかりのアプリを楽しむためには、Eコアを無効にした方がいいのかもしれません。