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Western Digital、HDDとフラッシュ部門を2社に分割する計画を発表

Western Digital ハードドライブと M.2 SSD

Western Digitalは、今日2つの独立した会社に分割する予定だと発表しました。このニュースは先週末、メモリー競合他社であるキオクシアとの合併提案が決裂してから数日後に出てきたものです。

 

ロイターによると、今回の措置は「各フランチャイズが革新的な技術と製品開発を実行し、」「ユニークな成長機会を活用できるようにポジショニング」するという。しかし、ロイターによると、行動主義投資家エリオットマネジメント(エリオットマネジメントは約10億ドルの持分を保有していることが知られている)も会社分割を強く推進しています。

 

Western Digitalは、わずか7年前の2016年にサンディスクを買収しながら、実質的にソリッドステートストレージ(SSD)事業に参入したため、一般的なストレージ消費者にとっては、この動きがやや奇妙に見えます。そして、少なくとも消費者市場では、ソリッドステートストレージが将来指向の主要なストレージメディアであることは明らかです。

 

しかし、NANDフラッシュ市場は過去数年間に在庫過剰に苦しんでおり、大規模な消費者価格の引き下げと多くの有名企業が数十億ドルの損失を被って生産量を減らしました。最近の報告によると、需要の増加と生産量の減少はターンアラウンドにつながる可能性がありますが、複数の競合他社と生産に必要な機械と設備の高価格のため、ソリッドステートメモリ市場が依然として不安定であることは明らかです。

 

もちろん、伝統的なハードドライブ(HDD)市場もそれなりの課題に直面しています。しかし、この市場では、WDがシーゲイトと東芝だけを競うだけです。そして、データセンターとAIの成長により、エンタープライズハードドライブ(消費者向けドライブよりも収益率がはるかに高い市場)に対する需要は2028年はもちろん、その後も引き続き強いと予想されます。

 

要するに、HDDとフラッシュ市場がそれぞれ異なる逆風に直面している状況では、分割されたWDは、さまざまなストレージ市場を探索するためによりよく準備されている可能性があります。会社分割は2024年下半期を目指しているそうです。

 

Sorce:

https://www.tomshardware.com/news/western-digital-accounces-plan-to-split-hdd-and-ssd-divisions