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Snapdragon 8 gen 4、先端製造工程に構築されたオーダーメイドのオリコンコアを採用した初のSoC

 

クアルコムは今年第4四半期にSnapdragon 8 gen 4を発表する予定であり、これは既存のARM CPU設計からの脱却を意味します。このスマートフォンチップセットは、2つの主要な理由から非常に重要です。まず第一に、クアルコムがオリコンコアを採用した最初のシリコンであり、この設計はヌビアの買収がなければ不可能であったでしょう。第二に、これはサンディエゴ企業の最初のシリコンで、最先端の3nmプロセスを使用します。

 

TSMCの第2世代3nmプロセスへの移行により、Snapdragon 8 gen 4は新しいレベルの電力効率を提供することが期待されます。Appleは昨年、このプロセスを使用して3nmチップセットファミリーをリリースしましたが、他の企業は「N3E」プロセスへの移行を待たなければなりませんでした。

 

Snapdragon 8 gen 4は、CPUとGPUの改善に加えて、TSMCの2世代3nmプロセスへの移行により、同じ性能を提供しながら消費電力を削減する余裕があります。また、このチップセットは、カスタムCPU設計も性能と消費電力の指標を決定するため、製造プロセスの改善だけが決定的な要因ではないことを示しています。

 

Snapdragon 8 gen 4は、ARMのCortex CPU設計から離れ、新しい「Phoenix」コアに移行します。これにより、従来のCPU構成とは異なる「2 + 6」構成が可能となります。このアプローチにより、パフォーマンスフェニックスコアを搭載することでマルチコア性能が向上し、効率コアが不要になります。

 

Snapdragon 8 gen 4には新しいAdreno GPUも搭載されますが、具体的な仕様はまだ公開されていません。しかし、これにより、グラフィックス性能においてAppleのM2よりも優れるという噂が広まっています。

 

Snapdragon 8 gen 4は、今年末に発売される予定であり、その性能はメディアテックのディメンデンス9400やAppleのA18とA18 Proと競合することが予想されます。3nmスマートフォンチップセットの登場により、市場に多くの競争がもたらされるでしょう。

 

Sorce:

https://wccftech.com/qualcomm-snapdragon-8-gen-4-everything-you-need-to-know/