AMDは、Ryzen 9000「Zen 5」CPUがゲーム性能ではRyzen 7000X3D「Zen 4」に匹敵しない可能性を示唆しました。
要点
- Ryzen 9000は、Zen 5アーキテクチャにより16%のIPC向上を実現
- マルチスレッドワークロードではIntel Core i9-14900Kを56%上回る
- ゲーム性能は23%向上
- Ryzen 7000X3Dとの差は小さい
- Ryzen 9000は、ゲーム以外のタスクではRyzen 7000X3Dよりも優れている
- Ryzen 7000X3Dは依然としてゲームのパフォーマンス王
- Ryzen 9000X3Dは2024年9月に発売予定
詳細情報
AMDのRyzen 9000「Zen 5」CPUは、大幅な性能向上を約束していますが、ゲームに関してはRyzen 7000X3D「Zen 4」を超えることはなさそうです。
AMD自身によると、Ryzen 9000はマルチスレッドワークロードでは輝かしい性能を発揮し、Intel Core i9-14900Kを56%も凌駕します。ゲーム性能も23%向上していますが、Ryzen 7000X3Dとの差は小さいようです。
そのため、現時点でRyzen 7000X3Dを所有しているユーザーは、Ryzen 9000へのアップグレードを検討する必要はないでしょう。
しかし、ゲーム以外のタスクでは、Ryzen 9000はRyzen 7000X3Dよりも優位に立つ可能性があります。
一方、ゲーム性能を最優先に考えるゲーマーにとって、Ryzen 9000X3Dの発売を待つのが賢明かもしれません。Ryzen 9000X3Dは、9月に発売予定とされており、Zen 5コアと3D V-Cache技術を組み合わせることで、ゲームのパフォーマンスをさらに向上させることが期待されています。
結論
Ryzen 9000は、幅広いユーザーにとって魅力的なCPUとなる可能性を秘めていますが、ゲーム性能に特化したユーザーにとっては、Ryzen 7000X3Dの方が魅力的な選択肢となるかもしれません。最終的な判断は、ユーザーのニーズと予算によって異なります。
ソース:https://cdn.wccftech.com/wp-content/uploads/2024/06/2024-06-03_9-50-55-scaled.jpg