AMDは、Computex 2024において、次世代のZen 5アーキテクチャを採用した幅広い新製品を発表し、データセンターからデスクトップPC、AIワークステーションまで、幅広い分野で革新を進めることを示しました。
主な発表内容は以下の通りです。
デスクトップ向けCPU
- Ryzen 9000シリーズ(Granite Ridge): Zen 5アーキテクチャを採用し、IPCを15%向上。最大16コア32スレッド、4nmプロセス製造。2024年7月発売予定。
モバイル向けAPU
- Ryzen AI 300シリーズ(Strix Point): Zen 5、RDNA 3.5、XDNA 2を搭載した新しいAI重視APU。最大50 TOPSのAI性能を実現。2024年7月発売予定。
サーバー向けCPU
- EPYC Turin(第5世代): Zen 5アーキテクチャを採用し、最大192コア384スレッド。Intel Xeonと比べて最大5.4倍のパフォーマンス向上を実現。2024年後半発売予定。
AIアクセラレーター
- Instinct MI325X: CDNA 3アーキテクチャを採用したAIアクセラレーター。前モデルより1.3倍のパフォーマンス向上。
- Instinct MI350: 3nmプロセスノード、HBM3Eメモリ、次世代CDNA 4アーキテクチャを採用したAIアクセラレーター。2025年発売予定。
- Instinct MI400: 将来発表予定の次世代CDNAアーキテクチャを採用したAIアクセラレーター。
その他
- Ryzen 5000シリーズ(Zen 3): AM4プラットフォーム向け新CPU。最大16コア32スレッド。
- Radeon PRO W7900: RDNA 3アーキテクチャを採用したワークステーション向けGPU。2スロット設計で、96個のCUと6144個のコアを搭載。
AMDは、今回のComputex 2024で、AI市場における競争力を強化し、データセンターからデスクトップPCまで、幅広い分野でリーダーシップを奪うことを目指しています。
各発表の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
リンク