2024年7月5日、Intelは第10世代Comet Lake CPUとCore i9-12900KSの製造終了を発表しました。 これにより、Intelは14nmデスクトップCPUの生産を完全に終了することになります。
Core i9-12900KSは、発売当時世界初の5.8GHz動作クロックを達成したCPUとして注目を集めました。 しかし、その後継となるCore i9-13900KS、14900KSの登場により、その座を譲ることとなりました。
Comet Lakeファミリーは、2020年5月に発売されたIntelの第10世代CoreシリーズCPUです。 4コアから10コアまでの幅広いラインナップと、比較的安価な価格で人気を集めました。
これらのCPUの製造終了は、Intelが14nmプロセスノードから5nm、7nmといった新しいプロセスノードへの移行を進めていることを示しています。 新しいプロセスノードは、より高いトランジスタ密度と電力効率を実現し、より高性能なCPUの製造を可能にします。
Intelは、Comet Lake CPUとCore i9-12900KSの販売を終了するまで、これらの製品に対する保証とサポートを引き続き提供します。
14nmデスクトップCPU時代は幕を閉じましたが、Intelは今後も新しいプロセスノードとアーキテクチャを採用したCPUを開発していくことでしょう。
以下、記事の補足情報です。
- 影響を受ける製品:
- Core i9-12900KS
- 第10世代Comet Lakeファミリー全製品 (Core i9、i7、i5、i3、Pentium Gold、Celeronを含む)
- Xeon W-1250
- 製造終了時期:
- Core i9-12900KS: 2025年7月
- 第10世代Comet Lakeファミリー: 2025年7月
- Intelの今後の計画:
- 5nm、7nmといった新しいプロセスノードを採用したCPUの開発
- 14nm製品に対する保証とサポートの継続
参考情報:
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