Intelの次世代デスクトップCPU「Arrow Lake」シリーズのミドルレンジモデル、「Core Ultra 5 245K」のベンチマーク結果がリークされました。このCPUは、シングルコア性能でCore i9-13900Kに迫るなど、非常に高いパフォーマンスを発揮しています。
Core Ultra 5 245Kの主な特徴
- コア数: 14コア（Pコア6、Eコア8）
- 最大ブーストクロック: 5.2GHz
- L3キャッシュ: 24MB
- TDP: 125W
Core i9に肉薄するシングルコア性能
Geekbench 5のシングルコアテストにおいて、Core Ultra 5 245Kは2248点を記録。これは、Core i9-13900Kの2280点に非常に近いスコアです。特に、前世代のCore i5-14600Kを大きく引き離しており、Intelのシングルコア性能における大きな進歩を示しています。
マルチコア性能も向上
マルチコアテストでは、18,354点を記録。Core i9-12900Kを上回り、Core i5-14600Kと比較して18.1%もの性能向上を実現しています。
なぜCore Ultra 5 245Kが強いのか
Core Ultra 5 245Kの高性能化には、以下の要因が考えられます。
- 新しいアーキテクチャ: PコアにはLion Cove、EコアにはSkymontという新しいアーキテクチャが採用されており、IPC（Instructions Per Cycle）の向上に貢献しています。
- 高クロック: 最大5.2GHzという高いクロック周波数が、性能を引き上げています。
- 最適化: BIOSやドライバの最適化も、性能向上に一役買っていると考えられます。
今後の展望
Core Ultra 5 245Kは、2024年10月の発売が予定されています。このCPUは、ゲームやクリエイティブ作業など、幅広い用途で高いパフォーマンスを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
まとめ
Intel Core Ultra 5 245Kは、ミドルレンジモデルでありながら、シングルコア性能でCore i9に匹敵するなど、非常に高いパフォーマンスを発揮するCPUです。Intelの今後のCPUラインナップがますます楽しみになってきました。
リンク
