Nvidia は、 6 月 29 日に発売予定のGeForce RTX 4060 の公式ベンチマーク結果を
発表しました。ベンチ結果によると(当然ではありますが)RTX 4060は、他のRTX、
GTXシリーズの60番台のグラフィックボードよりも全面的にパフォーマンスが
向上するようです。
GeForce RTX 4060 は、3072 CUDA コアのAD106 GPU をベースにしており、
前シリーズのGeForce RTX 3060 12 GB に比べてパフォーマンスは約20% 向上し、
RT と DLSS を考慮するとさらに最大 70% の増加 (DLSS 3 の場合)するようです。
RTX 3060のVRAM は12GB搭載で、一方のRTX4060は8GBであり、VRAMの減少を
気にされている方は多いと思いますが、これをカバーするより広いバスインター
フェイス、RTX 3060の8倍にあたる最大 24 MB のL2 キャッシュを搭載しており、
FHDゲームの領域では十分なパフォーマンス向上を得られそうです。
ただし、よりVRAM容量が求められるAI活用の領域でどの程度のパフォーマンスが
得られるかは今回のベンチマークでは明確ではありません。
また、GeForce RTX 4060 の消費電力が低いこと利点です。
ただし、確かにFoundersエディションのTGPはRTX4060は115W、RTX3060 12GBの
170Wより省電力ですが、各発売メーカーごとの仕様でどの程度の消費電力なのかを
注意した方がよさそうです(特にOCモデルなど)。
発売価格は52,800円から
すでに発表されている通り、発売価格は52,800円からとなっています。
これまでの傾向から発売後しばらくして多少下落するのではないかと予想します。
買うべき人・見送るべき人
①買うべき人
・FHD環境でゲームを楽しむゲーマーで、現在GTX1660以前のグラボを
使用しているが、パフォーマンスに不満がある方。
・これからPCを購入する方で、15~20万円ぐらいの予算を考えている人。
(ただし、ゲームをしないならもっと安価なグラボでよい)
②見送るべき人
・RTX2060以降のグラボを使用している人で、FHD環境で満足な人。
(4K以上でゲームを楽しみたいならRTX4070Ti以上が必要)
・VRAM容量が気になる人
発売後にもう少し詳しい各種ベンチマーク結果をよく確認したほうが
懸命でしょう。